日本スペースガード協会 第3回総会報告
1999年度総会(第3回総会)および第11回公開講演会が、2月20日(日)の午後、葛飾区郷土と天文の博物館で開かれました。以下に総会に関する議事録を掲載いたしました。なお、この開催にあたっては、博物館の方々に大変お世話になりました。本当にありがとうございました。 |
(日時)2000年2月20日(日) 15:30〜17:00 1. 開会挨拶 2. 議長選出 ・総会の成立について 3. 議事録署名人の選出 4. 1999年度事業報告(案)について 5. 1999年度収支決算(案)について 6. 2000年度事業計画(案)について 7. 2000年度収支計画(案)について 現在、「あすてろいど」を一度編集するたびに、コピーやソフトウェアのバージョンアップ、印刷原稿まで作り上げるための経費の中には、領収書を取れない経費も含まれている。そのため、1回3万円という形で計上させて頂いた。(豊川) これまでは私的な集まりでやってきたため、ボランティア精神を100%発揮してやってきて頂いたが、会員数も増えてきて、また今後法人として活動していくことを考えると、ポケットマネーで済む部分にも限界があると判断した。その他の部分についても、理事会にて慎重に対応をしていきたい。(磯部) 8. 監査報告 9. 役員の選任及び辞任について ・スペースガード協会はもともとは「小惑星衝突問題研究会」から始まっている。これは、輿石氏の小惑星の資源利用と、磯部氏の太陽系起源の研究会が合同となって1993年に設立されたものである。輿石氏の本会に関する貢献度の高さをご考慮の上、ご承認頂きたい。(磯部) (2) 寺薗淳也氏を理事に選任する件 10. その他 美星スペースガードセンターは現在(財)日本宇宙フォーラム(JSF)が建設を行っており、建物等の所有もJSFである。ただ、観測や運用についてはJSGA側で行う必要がある。従って観測を受託することになる。そのため、JSGAにて選任の観測者を雇用し、その人にあたってもらうことになる。365日観測する必要があるため、6人の夜間スタッフで毎晩2名ずつ観測を行う予定である。委託費用は約3000万円となっている。 ・スペースデブリの光学観測は、海外ではどのようなことが行われているのか。できれば、「あすてろいど」にやさしい論文を書いて欲しい。(寿岳) CRLの梅原氏が詳しい。次回の「あすてろいど」に梅原氏が解説する。(註 これは編集委員との検討で、7月発行分に掲載することになった。) 光学観測は2000〜3000km以上のスペースデブリに対して基本的に有効である。それ以下の高度ではレーダ観測の方が有効である。諸外国では、アメリカ、旧ソ連が行っているが、費用がかかるため他の国では行われていなかった。1992年頃から、次第にスペースデブリに対する認識が広がってきて、観測が行われてきた。 ・データの公開方法についてはどのような形がとられる予定か? データは平均して1ヶ月に2TB程度出力される予定である。これは、BSGC内で保存でき (2) その他 ・BSGCには25cmの望遠鏡があると思うのだがこれはどのような役割を果たすのか? 現在、50cmが据えつけ済、1mも夏ないし秋には稼働できる予定である。これらの望遠鏡は液体窒素で冷却しているため、機構上、カメラは一切動かすことができない。しかし、実際にはデブリの観測をするためには、高速で動いている低高度のデブリを短時間露出で追尾していく必要がある。LINEARの望遠鏡にはこの機能を持ったCCDが搭載されているが、我々のところはまだできない。そのための開発用として、25cmの(視野角2度くらいの)望遠鏡を赤緯軸の耳のところにとり付けて、観測を行う。(磯部) ・正会員と賛助会員の差異 11. 閉会挨拶 |
1999年度 事業報告 (1999年1月1日〜12月31日)
3.5 第7回衝突問題研究会 茨城県鹿嶋市 通信総合研究所(16名) |
1999年度 収支決算 (1999年1月1日〜12月31日) 1.収入の部 1.会 費 1,363,000 490名 2.支出の部 1.事業費 (1)機関誌発行事業費 3.次年度繰り越し(収入−支出) |
2000年度 事業計画 (2000年1月1日〜12月31日) 1.20 機関誌「あすてろいど」第29号発行 ・グッズ等の作成 ピンバッチ 2月 |
2000年度 収支予算 (2000年1月1日〜12月31日) 1.収入の部 1.会 費 1,500,000 (600名×2500円)
1.事業費 |
30号の目次/あすてろいどHP