美星スペースガードセンターからの報告 (2) |
高円宮同妃両殿下と川口環境庁長官が、 美星スペースガードセンターを、9月1日、高円宮同妃両殿下が、2日には川口順子(よりこ)環境庁長官が訪問されました。これは、9月2〜3日に岡山県美星町で開かれた「星空の街・あおぞらの街」全国大会に、高円宮同妃両殿下及び川口長官が出席されたのに合わせて、本センター及び展示棟を視察されたものです。 高円宮同妃両殿下は、9月1日夕方、美星スペースガードセンターを訪問されました。磯部e三理事長、及び、センターを建設・運営する(財)日本宇宙フォーラムの長谷部成夫専務理事が、センターの玄関でお二人をお迎えしました。 両殿下はまず、センターについての説明を受けられた後、センター内の制御室を視察されました。制御室では、観測されたデブリや、小惑星の画像などをご覧になり、その後展示棟の視察に移られました。 展示棟では、美星スペースガードセンターを紹介したビデオをまずご覧になりましたが、お二人ともたいへん熱心に、まるで食い入るようにスクリーンを見つめていらっしゃったのが印象的でした。その後、磯部理事長と長谷部専務理事が、展示棟内をめぐりながらご説明しました。両殿下は小惑星やスペースデブリについてたいへん興味を持たれたようで、展示棟内ではたくさんのご質問をなさっておられました。このため、予定時間を15分以上もオーバーしてのご視察となりました。両殿下は星にたいへん興味を持たれているということでしたが、地球に衝突する小惑星の問題についても関心を示されていました。 分刻みの慌ただしいスケジュールではありましたが、その中で、両殿下が、終始にこやかな笑顔で展示棟内を回られていたのが、深く印象に残りました。 川口環境庁長官は、2日午前10時40分に展示棟を訪問されました。同じく、磯部理事長と、長谷部専務理事が展示棟をご案内しました。午後からのイベントのために、ご時間はわずか10分ほどとたいへん短いものでしたが、それでも、展示施設を熱心にご覧になり、展示されていたパネルや衝突痕のある衛星の放熱板などを興味深そうにご覧になっておられました。 |
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