第11回スペースガード研究会を千葉工業大学東京スカイツリータウン®キャンパスにて開催いたしました。 スペースガード研究会はこれまで関連するテーマのグループと合同で研究会を開催し、地球への天体衝突問題や太陽系小天体について議論する場を設けてきました。 今回は、平山族(小惑星の族)の発見から100年、はやぶさ2のリュウグウ到着と小惑星研究にとってエポックメイキングな年となりました。 そこで、今回のスペースガード研究会は、11月4日に千葉工業大学東京スカイツリータウン®キャンパスで行われた 「平山族発見から100年— 太陽系における天体衝突・進化過程の理解の現状」、 11月5-6日にやはり同じ場所で行われた「はやぶさ2サイエンス会議」と連携した開催としました。
キーワード:小惑星衝突、スペースガード、流星、始原天体、探査(はやぶさ2,Destiny+)
【日 時】 2018年11月3日(土) 10:30〜16:30
【場 所】 千葉工業大学東京スカイツリータウン®キャンパス
【主 催】 特定非営利活動法人 日本スペースガード協会
【共 催】 千葉工業大学惑星探査研究センター 神戸大学惑星科学研究センター
【協 力】 日本惑星協会
【プログラム】
10:30 - 10:35 吉川真 開催挨拶
10:35 - 10:55 吉川真 「はやぶさ2の探査とプラネタリー・ディフェンス」
10:55 - 11:15 荒井朋子「ISS Destinyからの流星群観測とDESTINY+による流星群母天体探査」
11:15 - 11:35 加藤遼 「ふたご座流星群母天体として知られる地球接近小惑星(3200)Phaethonの分光観測」
11:35 - 11:55 近貞直孝「隕石津波の定量評価に向けて」
11:55 - 13:30 昼休み
13:30 - 14:10 招待講演 海老沢研「ISAS/JAXAの公開データを利用したオープンサイエンスの可能性」
14:10 - 14:20 休憩
14:20 - 14:40 二村徳宏 「星雲遭遇による地球環境変動と大量絶滅」
14:40 - 15:00 柳沢俊史「小型望遠鏡と高速画像解析によるNEOの発見」
15:00 - 15:20 小島悠人「木曽広視野カメラ Tomo-e Gozen による高速移動NEOの広視野探索」
15:20 - 15:30 休憩
15:30 - 15:50 奥村真一郎「木曽広視野カメラTomo-e Gozenと重ね合わせ法による高速移動NEOのサーベイ観測計画」
15:50 - 16:10 浦川聖太郎「地球接近天体2012TC4の高速タンブリング運動:一枚岩小惑星とボルダー形状の共通点」
16:10 - 16:30 総合討論:地球接近天体サーベイの今後と課題
世話人:吉川真(JAXA/ISAS)、上野宗孝 (神戸大学)、荒井朋子、吉田二美 (千葉工業大学)、
奥村真一郎、浦川聖太郎(日本スペースガード協会)