日本スペースガード協会(以下「JSGA」)は天体の地球衝突による災害から地球環境をまもる事を目指し、 1996年10月に任意団体として設立、その3年後には特定非営利活動法人 (NPO)へと移行して正式な法人としての活動を開始しました。会員数は約300名(2019年現在)、 機関誌として「あすてろいど」を定期的に発行し、日本におけるスペースガードの観測、 教育普及、および研究活動に積極的に取り組んでいます。 具体的には美星スペースガードセンター(岡山県井原市美星町)における小惑星観測、 教育普及として全国各地での各種講演会や教育プログラムの実施、雑誌・書籍への執筆やラジオ・テレビ等への情報提供、 研究活動としてスペースガード研究センターの発足(2007年)、スペースガード研究会の開催、学会・研究会での講演、論文発表など多岐にわたり精力的にすすめています。
太陽系はその誕生から現在に至る生成過程において、天体の衝突を絶えず繰り返しており、 地球ももちろんその例外ではない。人類は幸いにも今までに大きな天体衝突現象をその歴史に留めてはいない。 しかし小惑星や彗星のような小天体の衝突は近い将来においても起こり得る現象であり、 しかもそれは地球上の生物に深刻な影響を及ぼし、多くの種の生存を危険にさらす可能性を持っている。 本協会はそのような災害から地球環境を護ることを目標として、地球に衝突する可能性のある小惑星、 彗星をはじめとする地球近傍小天体の発見と監視を行い、 またこれらの天体に関する広範囲な研究の促進とその啓蒙普及を図っていく。このような活動は全地球的規模で進 める必要がある。したがって本協会は常に国際的立場を堅持し、 国際スペースガード財団(英文表記International Spaceguard Foundation、略称SGF)をはじめ、 諸外国の目的を同じくする団体と連携をもって活動する。
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